白銀とは

三方が海に囲まれ、新鮮な海の幸に恵まれている山口県。中でも、かつて「三田尻」と呼ばれていた防府市は、港町として大変栄えていました。
創業者である杉本利兵衛は、当時、その防府の地で蒲鉾の製造・販売も手がけていた魚卸業「かわとめ」に丁稚奉公して修業を重ね、大正8年(1919年)に同じく防府市三田尻で個人創業をしています。

杉本利兵衛は、天皇家の料理人・秋山徳蔵主厨長と親交があり、戦前より宮内省に蒲鉾の納品をさせていただいておりました。また、昭和の時代、毛利元道公は上京の折に、必ず杉本利兵衛本店の蒲鉾を宮内省に届けておられました。そして、弊社の蒲鉾は、戦後昭和27年に宮内庁御用を賜り、今日まで60年余り、宮内庁の公式行事である「講書始」や「歌会始」の際に納品させていただいております。

さて、「白銀」という商品名は、昭和11年(1936年)、当時の外務大臣・松岡洋右氏が名づけたものです。国際連盟脱退後、三田尻在住の母親を訪ね防府に立ち寄った際、かねてより愛好していた当店の蒲鉾を食べ、その味と色艶の良さから命名してくださいました。

「白銀」は、創業当時からの看板商品で、お客様からの口伝えで人気商品となってからも、時代に合うように改良されながら、現在に至っています。料理人からの評価も高く、また、地元・山口県出身の政界著名人からもお中元・お歳暮の時期に注文をいただいてまいりました。

雪のように純白で光沢のある蒲鉾「白銀」。上質なタラの風味、プリプリとした弾力で、多くの著名人にも愛されるこの味わいを、ぜひご堪能ください。